EBM(理論的根拠に基づいた医療)は診療の骨格となる3つの柱(予防、治療、審美)を一番下で支える概念です。大学在職中に学び、実践してきたEBMは、より質の高い医療を提供する上で、必要不可欠なものと考えています。

予防:お口の中の2大生活習慣病であるう蝕と歯周病はいずれも細菌感染症であり、子供の頃からの予防が大切です。う蝕はまず作らないこと、歯周病は再発を阻止し、安定した病状を長く維持するためのお手伝いをいたします。

治療:歯周病治療は、まず重症度やリスク度に応じた検査と診断を行った後、原因除去療法を行います。一本でも多く抜かない治療を目指します。しかしながら不幸にして失われた部分には、歯ぐきや骨の再生治療、インプラント治療など再建治療を行って口腔機能の回復を図っていきます。
 う蝕治療は、最近のMinimal Interventionの概念に基づき、必要最小限のう蝕除去と歯の保存を目指します。

審美:う蝕や歯周病を治しても、見た目が悪くては本当の健康を取り戻したとはいえません。歯のホワイトニングはそうした要望に応えてくれるひとつのツールです。また歯周病が進行して歯ぐきが下がったり、歯並びが悪いと、老けて見えるだけでなく、歯周病やう蝕の再発につながります。そうした場合には歯ぐきの再生、形成手術を行います。

病診連携:幅広いニーズに対応し、より高度な医療を提供していくために病診連携を積極的に取り入れています。すなわち歯周治療を行う上で重要な矯正専門医、CT診断医や歯周病のリスクとなる糖尿病や金属アレルギーなどの専門医との連携、協力のもと行っていきます。

その他:歯周病専門医および歯周病専門衛生士の研修・育成施設として微力ながら貢献したいと考えています。